ナミビア国営放送のRundu支社
6月に地デジになってから僕もデジタルデコーダーを買って、ナミビアのテレビ番組をよく観てる。
青年海外協力隊で派遣されてて、現地のテレビ番組を観てる人ってのもどうやら少ないらしいので、今日は時間もあることだしナミビアでのテレビライフについて書いてみたいと思う。
僕は旅行先でも現地のテレビ番組を観るのって好きなんだ。
さて、とりあえず必要なものはですね、以下の3つですね。
これだけ。テレビ台とかはチャイナショップで安いの買ったら十分かな。
契約もすごく簡単で、各町にあるナミビア国営放送の支社に行ってデジタルデコーダーとライセンスを買いたいんですけどと言うだけ。持ち物はパスポートかな。
ライセンスはNHK受信料みたいなもので年額N$200ほど。デジタルデコーダーもN$199で買える。
契約書?のようなもの。かなり適当。
デジタルデコーダー
チャンネルは全部で7つあって、それぞれ特徴が完全に分かれてて面白い。日本もこうすればいいのにな、なんて思う。以下の7チャンネル。
ナミビアのフジテレビみたいなもの。ドラマなどはくだらないものが多いが、朝と夜のナミビアニュースや土日にやってるナミビアの旅番組は面白い。ほぼナミビアのオリジナルコンテンツ。ドラマはスペインや南アのもの。日曜の昼からはプロレスやボクシング中継もある。
NBC 2
一日中ずっとRussia TodayかCCTVを流している。どちらになるかは曜日によって違うらしい。Russia Todayはロシアのニュース専門チャンネル、CCTVは中国のニュース専門チャンネル。どちらの番組も国際ニュースの取り扱い方、キャスターのコメント、報道の姿勢などは公正でとても面白い。ただ、ドキュメンタリーやインタビュー番組になると反日だったり反欧米に編集されてしまっているのが残念。
僕は基本的にテレビをつけっぱなしでこのチャンネルを観ていることが多い。日本でも観たい。
NBC 3
朝と夜のニュースでアルジャジーラが観れる。中東の目線からのニュースもとても面白い。やっぱり所々で反アメリカな視点だし、イスラム国関連のニュースも多い。時々ドイツのニュース番組もやっている。たまにジャズやロックのライブなども。深夜には映画をやってることもある。先週は007、今週はコマンドーがやってた。
Edu TV
ナミビアの教育テレビみたいなもの。夜はほとんどやってない。土日に番組があるくらい。何気にレベルが高くて、この前は微分方程式をやってた。遺伝子の解析の番組の時もあって、子供向けというよりは大学生向けのような気がする。正直、僕にもよくわからなかった。
イギリスの教育機関か何かが作成してる番組なのか、アフリカのいろんな国の生徒が出演してくる。たぶん、アフリカ全土で観れるんだと思う。
やる気のある学生にはとても役に立つ番組。放送大学みたいなもんなのかな。
This is TV
ナミビアのMTVみたいなもの。一日中ミュージックビデオを流してる。ナミビアのローカルアーティストから欧米の有名どころまで。
この番組を観て、どんな音楽が流行っているとか、どうしてナミビア人は腰を振るダンスしかしないのかがよくわかった。
いい音楽もたくさんある。いろんなアーティストがいることを知れて面白い。
One Africa
朝と夜のニュースではBBCを流している。BBCニュースはとても見やすい構成なので好きだったりする。他にも映画だったりドラマだったりミュージックビデオなどいろいろ流している。
TBN Namibia
どうもキリスト教系の番組らしく、ドラマもとても道徳的なものばかりで僕は特に観ていない。ニュースも特にない。面白い人には面白いんだと思う。
僕は、日本では海外のテレビ番組ってみたことなくて、全然知らなかったんだけど、こっちに来てからBBCやアルジャジーラやRussia Today、CCTVを観るようになって、同じニュースでも世界の中の立ち位置によってこんなに視点が違うんだなということがよくわかった。
CNNも観れたら面白いなぁとは思うんだけど。
ナミビアの旅番組やニュースも面白いしね。カメラはブレまくってたり、映像も汚かったりするけど。
全部英語でやってくれてるというのもありがたい。聞き取りの勉強にもなるし。テレビ観る時は電子辞書を片手に、意味の分からない単語がでてきたら調べるクセもついてよかった。
あと、スカパーのような衛星放送もDsTVってのがあるんだけど、こっちは月額4千円くらいでそれなりに費用もかかるし、衛星放送用のアンテナもつけなきゃいけないので僕は契約しなかった。こっちだと、スカパーのようにプレミアリーグとかウィンブルドンとかF1とかディスカバリーチャンネルとかも観れるようになる。
ローカルなテレビだけで十分かなという感じではあるんだけどね。